浜田省吾 『明日なき世代』を聴いて前向きな気持ちになる
世界はまるで終幕をむかえてる
悲劇の舞台 もう見たくないよ
浜田省吾さんの『明日なき世代』には、こんな歌詞がある。
『明日なき世代』が作られた1980年から40年。
状況はまったく異なるが、2020年の現在においても違和感がない。
誰が、新型コロナウイルス感染症のおそろしさを知っていただろうか。
新型コロナウイルス感染症により世界がフィナーレをむかえている。
新型コロナウイルス感染症での感染者数増加や死者をもう見たくない。
自分の描いていた夢は儚く消え、泣きたいほど惨めな気分で歩き続ける...。
生きていくために、自分を押し殺し、自分を捨てるしか...。
こんな風に当てはめることができる。
だけど。
そう。
ここで、だけどなんです。
そんな風になろうとも、自分を押し殺し、自分を捨てるしかないとしても泣かないで。そう言ってくれている。諦めるなと。希望は捨てるなと。
2020年は、新型コロナウイルス感染症のおそろしさを知った。
新型コロナウイルス感染症に苦しめられ、精神的に参ってしまっているけれど、まだ終わったわけじゃない。
今までの自由に出来ていた生活は捨てなよ。
今までと同じように生きてはゆけないんだと。
打ちのめされても。何度打ちのめされても。打ちのめされ続けても。
どんなにヘロヘロになっても。
立つんだ。立ち続けるんだ。戦い続けろ。
そんな声が、どこからともなく聞こえてくるうよな錯覚を覚えました。
だんだんと、どこからともなく、不思議な力が湧いてくるような。
まだ、がんばれる。がんばろうっていう、そんな前向きな気持ちになれました。
不思議なんですよね、浜田省吾さんの楽曲は。
過去の楽曲は色褪せることがないばかりでなく、数十年前に発表されているにもかかわらず、現在に当てはめても違和感がありません。
神なのか。
それとも、預言者なのか。
そのどちらでもなく、浜田省吾は浜田省吾。
シンガーソングライター。
ロック・アーティスト。
ただのシンガーソングライターやロック・アーティストではない。
時代が歌わせるロック・シンガー。
まさに、そう呼ぶにふさわしい存在だと改めて実感するのでした。
あの時、2012年に感じたように...。
わたしたちは、明日なき世代なのだ。
それを認め、受け入れ、新しい生活をしていくのです。
読んで参考にさせていただいた記事
『時代が歌わせるロック・シンガー、それが浜田省吾』
浜田省吾 明日なき世代 (Welcome back to The 80's / Short Version)
http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=56121 target=_blank>浜田省吾さん『明日なき世代』の歌詞